メイカーズフェア2018 1日目

8月4日、5日とメイカーズフェア2018に出展をしています。

今回は、「現代解釈版 花見重箱」を出展しています。
作成の意図は、デジタル工作機器と、それを利用できる場であるFAB、場に生じるコミュニティによって実現される「テクノロジー民主化」を具現化するためです。

従来、花見重箱は長年の修行を経た職人により丁重な細工が施され、貴族階級だけしか所有することが出来なかったものでしたが、デジタル革新により自分自身で、僅かな修練により「自分自身が良いと思えるもの」を短期間かつ高精度に作り上げることが可能となりました。

正直地味な作品ではありますが、何十人かの人が関心を持ってくれました。
「これはいいものだ、是非続けてください。」と仰ってくださった方や、
「知合いの誘いで来たが、MFTは難しすぎてよくわからなかったが、この作品を見たら何か作ってみたくなった」と言って下さった方に出会いました。
写真に納めて貰うこともありました。

FABへの参加考える人に、自分自身の実体験を元に検討する人への後押しにも繋がり「作る人」=「メイカーズ」の裾野を広げることにも僅かですが、貢献できたと思います。裾野の広がりがイノベーションの素地になるのだと考えています。
また、想いを共感をして貰えたことは、本当に素晴らしい出来事でした。

更に、日々の生活の中に革新の余地は限られているのかも、と思うことも時々あるのですが、「好きな事を突き詰めた先には、幾らでもある」と気づけたのも大変に得るものがありました。

明日も大変に楽しみです。

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